簡単!売れるイージーパンツ 裁縫初心者 作り方のコツ

裁縫

お裁縫がしたい!作品も売りたい…でも苦手だし、どうしたらいいの?

安心してください。センス良くおしゃれしたいと思う気持ちさえあれば、大丈夫。

元々洋裁にはルールはありません。出来上がりを想像して、思うように作ればOK。

とはいえ、簡単にきれいに仕上げたいですよね。そのコツさえ分かればいいのです。

苦手意識をもった高校生でも、このパンツをほぼ1時間程度で仕上げていました。そして最後は自作のドレスでショーに出てました。

今回サイズ違いを同時にふたつ製作しました。糸変えの手間もなく効率よく縫えて、上達も早いです。

短期で上達するには、同じものを続けて作ると要領がよくなり早く美しく仕上がります。

「習うより慣れろ」あれこれ考えるより、まずやってみると仕事が色々なことを教えてくれます。ネット上の動画がたくさんあるので参考にしてください。

そして

完成したものはメルカリに出品して購入されました。

初出品で正直早く売れてびっくりしましたが、こういう評価もやる気の元ですね。購入してくださった方に感謝です♡

次はパターンに少し変化をつけたり、古い着物のリメイクとか考えています。

材料など用意するもの

  • ミシン‥‥直線縫いがひたすらきれいにできるミシンさえあればOK
  • 初心者は縫い易い布で。伸びず、薄すぎず、厚すぎずの布で。どうしても縫いたい場合は上下の糸調子と抑え圧の調節を。ハトロン紙をかませると滑りはよかったりする。
  • 110~140㎝幅の布なら2.5Ⅿくらい…パンツ総丈+縫い代分(20㎝ほど)※パターンを作ってからの方が安全
  • カッティングボード…ローリングカッターが使えるし、色々便利
  • ヘラ台…和裁用のヘラ台はアイロン台にも使えるので便利
  • パターンのトレースや製図…ダブルルレット、目打ち、へら、スケール、チャコペーパー(なくても大丈夫)
  • 裁断、縫製にあると便利なもの… 文鎮(重石)、待ち針かソーイングクリップ、仮止め用両面接着テープなど

縫い代付きの型紙をつくる…市販のパターンに縫い代を付けてトレース

製図用紙(ハトロン紙):製図をするときはザラザラした方が鉛筆で描きやすい。

縫い代はほぼ1㎝で充分 ウエスト部分とすそ部分は折り返し幅に応じてとる。

※先に縫い代の始末をロックミシンでする時は切り落とし分0.2㎝をプラスしてもよい(私はあまりカットしないので、1㎝くらい)

うなぎの寝床現代風 もんぺの型紙を使用…この型紙はシンプル。分かり易い

初心者は製図するより、出来上がった型紙を使う方が楽。線がわかりにくい場合は、使用サイズ線を蛍光ペンなどでなぞってから写すとよい。

コツ:縫う線を全て写す必要はない。角や交差、合印(縫い合わせのポイント)などを目打ちで打つか、点で書く程度でよい。

コツ:裾やウエストの折り返しの縫い代は紙を折り返してカットする

ウナギの寝床現代風もんぺ

このパターンは脇縫いがないのが特徴的 後のまた上は前より深いので、前後は形から判別できるようになりたい。

ダブルルレット

ダブルルレット:型紙に縫い代を1㎝でつけるのに便利 特にカーブのところとかに便利。ルレットだけでは見づらいときはチャコペーパーを使って写す。

 

チャコペーパー

カーブのところはカーブに切ったチャコペーパーを使うとよい。

ダブルルレットとチャコペーパー

ダブルルレットで縫い代1㎝をとったところ

物差しの使い方

すそ縫い代3㎝の印にヘラうちするときは物差しの端にそってつける

裾の折り返し

折り返す縫い代は型紙も折り返して脇線をカットする

裁断 印付けの注意

裁断はとにかく丁寧にやることが大事。ローリングカッターがやはり便利で早い。はさみを使うときは向きを考えて布を浮かさず切る

布は中表(表側布を中にして2枚重ねる)状態で裁断するのがよい。裁断後すぐすそやウエストの折をつけると印付けはほぼ要らない。

※印付けは今回はほとんどなくても大丈夫だが、ポケット位置は上の角2点、他の合印は目打ちでつける。印のつきにくいものは、ノッチを入れる。(ノッチはポイントとなるところの縫い代部分に3㎜程度切り込みを入れる…縫い代の始末の仕方によっては不向きの場合も)

裁断のコツ

型紙の置き方:型紙の縦線を折り返して布目縦と平行に置く。

裁断のコツ

重石か、待ち針で留めて裁断。ローリングカッターが早い。はさみを使うときは切り易い向きに注意

4縫製前の事前作業

事前作業をするとしないとでは、作業効率にかなりの差が出る。

  • ウエスト、すそ縫い代は事前に出来上がり幅に三つ折りする。
  • ポケット口に三つ折りミシンをかけ、出来上がり通りに折って、仮止め両面テープの片側をポケット縫い代に貼っておく
  • ポケット口補強の力布にもテープを貼っておく(力布はなくてもよい)
  • 今回は縫い合わせた後に縫い代は割らずにロックミシンで始末しているが、家庭用ジグザクミシンなどで2枚一緒の始末が難しい場合は1枚づつする方がきれい。(股下とまた上のみ)
事前準備爪アイロン

布は裁断後、中表にしたまま縫い代の折り返しを事前にしておく。爪でしごくと折が簡単につく。そのあとアイロンで抑える。重ねた状態だと同じ寸法で折り易いので早い。

ポケット

ポケット:出来上がりに折って、仮止め接着テープをアイロン接着しておく。力布も同様に貼る

縫製…手順は色々。工程を考えながら自分が縫いやすい方法で

印のないところを縫い代1㎝の幅で縫えるよう直線曲線で試し縫い→2枚重ねて縫って上下糸と縫い目の調節をする。

押さえありの普通ミシンは直線が得意なので、布の置き方も縫い代に沿って置ければいい。抑え幅を意識するか、メモリのない場合はマスキングテープを貼って目安にする。カーブをきれいに回せない場合は抑え圧を加減する。ハトロン紙を敷くといい場合もある。

〇工程

  1. ポケットを定位置(目打ち跡)に縫い付ける
  2. 股下を縫う→すそ縫い代折り返し部分は残して他は縫い代は重ねたままロックミシン
  3. すその三つ折りミシンをかける(折り返し幅までは縫い代を割っておくとすっきり仕上がる)
  4. 左右どちらかの見頃を表に返し、もう片方に突っ込んで、ゴム通口を残してまた上を通しで縫う→縫い代始末。
  5. 股の部分を前後7.8㎝ほど重ね縫いするか、綿テープを縫い付けると補強になる。
  6. ゴム通し口になる部分の縫い代は割って、抑えミシンをかける
  7. ウエスト部分を三つ折りにしてミシン
  8. ゴムを通して完成
ポケットつけ

ポケット:裏に力布、本体も接着テープで仮止めしてミシンをかける。ミシン目がずれたときは、ほどいてその個所の下糸を裏で結んでおいてかけなおすと目立たなくなる。

段差

厚い布で段差が気になって、端にミシンがかけづらい時は厚紙などを添えてフラットにするとかけやすい。

 

ゴム通し口

ゴム通し口(前中央)の縫い代は割って抑えミシンをかける

ゴム通し口

ゴム幅に応じて、今回は2本通しにしている。ゴムを挟みながら縫う場合は通し口は不要だが、慣れないうちは難しい。後でゴムを通した方が調節しやすい。

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